2008-08-03 Sun
ロシアの飛行機で一路ハバロフスクへ。約2時間半のフライトである。日本の飛行機と比べて外観も乗客席も古く、団員から本当に安全に飛ぶのかとの不安の声も聞こえた。34年前訪ソ青年の船でハバロフスクを訪問してあったが、空港はその当時とまったくといってよいほど変わってなく仕事のテンポも遅い。ソ連からロシアに変わっても、国民性は一朝一夕に変化することではないようだ。緯度の高いハバロフスクにおいては、日が暮れるのが10時すぎであり、この夏の時期を最高に満喫しているようだ。食事に同席された友好協会の幹部との懇談のなかでシーアンドレール構想についてハバロフスクとの商取引は発生するのかなど関心が示された。
在ハバロフスク日本総領事館や伊藤忠商事ハバロフスク事務所を訪問。総領事より来年から木材の輸出関税にかかわる現況や見通しなどについてご意見を伺う。
原木の輸入に関しては現在25パーセントの税を80パーセントにすることについてはロシア政府で決定されている。しかしながら法律の解釈とか規定がよく変わる国柄のようであり、日本と同じような法解釈はできないようだ。
税についてはこれまでは内税方式で取引が行われてきたが、特に外税か内税かでも大きく変化する。
たとえば、1000円の外税となれば税金が800円価格は1800円なる。内税価格で1000円となれば、800円が税であり200円の本体価格となる。現時点でもロシア国内の関係業者なども今後どのように展開するのか戸惑いを感じているようである。
ロシアからはこれまではカラ松,エゾ松など日本国内向けに約500万立方の原木輸出の実績があるが、原木に対する税の問題や日本の景気低迷もあり、原木輸入は一部アメリカなどへシフトしているようである。今後のロシア材については、どの程度の加工で80㌫の税負担が免れるのか、はっきりしないなかで依然不透明な部分も多い。
今後シーアンドレール構想の実現を考えるとき、ロシア政府の対応を見極める必要もあり、厳しい側面も考えられる。国として加工工場を進める予定があるのかとの質問に対しては、ロシアの優先プロジェクトにリストアップされ丸太業者が加工輸出業に回る可能性もあるとしているが、時間もかかるのでないかと考えられる。
日本の商社が現地で加工工場を建設していることもあり、秋田県との提携などでコンテナ活用ができないものか積極的に検討すべきである。今後シベリア鉄道については日本政府、ロシア政府が協力しながら物流網整備に乗り出すようであり、かかる時間やコストを減らす方向にあるだけに、今後県がどう仕掛けていくのかが大事である。
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